レミパン
【長持ちのための3つの注意】

レミパン【長持ちのための3つの注意】
コーティング性能を維持し、末長くお使いいただくために、こちらのページでは、「コーティングを長持ちさせるための3つの注意点」についてご案内します。ふっ素コーティングのフライパンに共通する内容ですので、レミパン以外の商品をお持ちの方も、参考にしていただけたら幸いです。

①:過加熱(空だき)

コーティング劣化原因の大半が、“うっかり過加熱”だと言われています。ふっ素コーティングの耐熱温度は、約260℃。それをうっかり超えてしまうと、コーティングは少しずつ劣化していきます。たとえば、誤って2分以上空だきをしたり、予熱が長過ぎてフライパンから煙が出たら赤信号。耐熱温度オーバーです。
少量の食材を調理する時も要注意。食材が触れていない所は空だき状態になるので、中火以下で、食材を揺すりながら調理しましょう。※強火だと耐熱温度を超えやすく、フライパン外面に付着した汚れを焼き付ける原因にもなります。

(参考)色の変化

コーティングの劣化具合は、“色”で判断することができます。レミパンのコーティングは3層に分かれていて、表層にはキラキラした粒子が含まれています。しかし、過加熱で劣化するとこの粒子がなくなり、全体的にツヤのない黒色になります。さらに過加熱を重ねると、茶褐色に変色します。たまに内面を覗いて、色ツヤの変化がないかチェックしてみてください。

②:料理保存

レミパンは深型形状のため、つい、汁物や煮物を保存しがちです。しかし、長時間保存すると、塩分がコーティングの中まで浸透してしまいます。塩分がフライパン素地まで浸透すると、稀にサビが生じ、コーティングを内側から剥離させてしまうことがあります。
新型レミパンシリーズは、アルマイト加工という下地処理を行っているため、一般的なフライパンと比べるとサビには強いですが、過加熱や傷によってコーティングが弱っていると、リスクは高まります。日頃から、料理を半日以上保存する時は、他の容器に移すよう心がけましょう。

③:傷(金属ツール)

コーティングが「傷」に弱いことは、皆さまご存じかと思います。しかしその理由については、あまり知られていないのではないでしょうか。傷の大小にかかわらず、中には目に見えない汚れが溜まります。傷が増えると、その分付着する汚れも多くなり、これが、こびりつきの原因になります。
ふっ素コーティングの硬さは、鉛筆で例えると「2H」相当。それより硬い素材を当てると、どうしても傷はつきます。取扱説明書で「金属ツールの使用はNG」としているのはこのためです。では、プラスチックや木製のツールなら問題ないか?というと、100%そうとも限りません。
菜箸で炒め物をすると、先端に食材が付着し、それが焦げ付くことがあります。焦げが硬化すると、金属に近い硬さになるので、菜箸がソフトな素材でも、コーティングに深い傷をつけることがあります。調理中は、できるだけツールを優しく扱うのが長持ちの秘訣です。

耐用年数は、使い方次第

「レミパンはどれくらい使えるの?」という質問をよくいただきます。しかし、車と同じで、使い方によって大きく変わるので一概には言えません。5年以上性能を維持されている方もいらっしゃれば、使い方を誤って1年で買い替えを検討される方もいらっしゃるのも事実です。

小さな注意を、コツコツと

とりわけ「過加熱」は、無意識のうちに発生してしまうものです。塵も積もれば山となる・・・日々少しだけ“表面温度”を意識していただくだけで、年単位で寿命を伸ばすこともできます。逆に、1度や2度の小さな失敗を気にすることはありませんので、あまり神経質にならず、無理なくご使用いただけたら幸いです。
何年も経ったあと、「ずいぶん長く使ったなぁ」と思っていただけるよう、アフターサービスも充実しています。コーティングに関してご不明点等ございましたら、info@remy.jpまで、どうぞお気軽にお問合せください。

その他:磁石について

レミパンプラスのハンドルには、ネオジム磁石が埋め込まれています。医療用ペースメーカー等をお使いの方は、医師と相談の上ご使用ください。