世界でひとつのセーターとゴハン。

世界でひとつのセーターとゴハン。
この間、うちに鶴瓶さんとマツコデラックスさんが遊びにきてくれました。私が作ったパスタを食べながら、楽しいおしゃべりもたっくさん。とあるテレビ番組の収録だったんですが、仕事だってことを忘れるぐらい、すっかり盛り上がって、自家製の梅酒までふるまっちゃいました。見てくれた人からも、「楽しかった!」ってコメントがたくさん届いたんだけど、それより多かったのが、私が着ていた、キングコングのセーターへのコメントなんです。
世界でひとつの贈り物
世界でひとつの贈り物
実はこれ、夫の和田さんが30年くらい前にプレゼントしてくれたものなんだけど、「かわいい!」とか、「どこで買えるんですか?」なんて、若い人からもたくさん誉めてもらっちゃいました。その昔、和田さんが描いた絵を知り合いの方に渡して、編んでもらったんだとか。他にも、野菜の柄や、「北風と太陽」をモチーフにした柄なんかもあって、どれも世界に一着しかない特別なセーターです。
手作りのあったかさ
和田さんからのプレゼントといえば、私が大好きなマイケルジャクソンを描いて時計にしてくれたこともありました。この時計は、キッチンから見える場所にずっと飾っています。他にも、粘土細工で口紅入れを作ってくれたこともあったし、手描きのイラスト入りのお皿なんて、コレクションになるほどたくさん。誕生日でも記念日でもない、ふつうの日に、何も言わずにそっと置いてあるのが、和田さんのやり方。手作りで、あったかくて、さりげない。これって、まるでごはんみたいだなって思うんです。
手作りのあったかさ
手作りごはんでお返し
結婚したばかりの頃、和田さんに「死ぬまであと何回、レミのごはんが食べられるんだろう」って言われたことがありました。大変な人と結婚しちゃった……って思ったけど、それなら毎食絶対に美味しいもの食べさせてあげよう!って、覚悟したの。和田さんから色んなものをもらった分、私は、毎日のごはんでお返ししています。和田さんは、私のことが好きなんだか、私のごはんが好きなんだか分からないくらいだけど、これからも、和田さんのために一生懸命ごはんを作ろうと思います!
手作りごはんでお返し
(編集部より)
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、remyサイトに登場する挿絵やイラストは、すべて和田誠さんによるものです。おいしいレシピといっしょに、かわいいイラストもいっしょに味わってくださいね。また、和田誠さんの関連コラムや、関連商品も合わせてどうぞ。本コラムに関するご意見・ご感想は、post@remy.jpまでお気軽にご投稿ください。