クリスマスの思い出と、クリスマスの歌。


これは、夫が作詞作曲をして、わたしが歌を唄った、夫婦合作のクリスマスソングです(絵も夫のもの。曲の1番は、ゲストの中山千夏さんが唄っていただきました)。クリスマスには、思い出がいっぱいあります。なんせわたしは、こう見えて、クリスチャン。「アグネス」という洗礼名を持っているんですよ。子どもの頃は、クリスマスには教会のミサに参加するのが恒例。神父様のお話を聞いて、美しい賛美歌を歌って。男勝りの暴れん坊だったけど、その時間だけは、ゆったりとした時間の流れに、こころが落ち着いたことを覚えています。
サンタさんにもらったプレゼントで一番うれしかったのは、おもちゃのキッチンセット。あれから数十年、おもちゃのキッチンセットで料理をはじめてから、1日も休まず料理し続けているのね。いつの間にか、サンタさんの存在が消えちゃって、本当に残念。オトナになるって、ちょっぴりさみしいことね。でも、もちろん嬉しいこともあります。この前、5歳の孫がサンタさんにお手紙を書いて、こっそり見せてくれたの。そこには「ひとりこどもがふえました。プレゼントは3つにふやしてください。」って書いてありました。なんだかとってもあったかい気持ちになって、クリスマスってやっぱりいいなぁって、うれしくなっちゃった。
そんな孫のパパであるうちの息子に、「クリスマス、うちでは何食べてたっけ?」って聞いてみたら、「う〜ん、みそ汁かな。」なんて言われちゃいました。クリスマスだからって、特別なものは作ってなかったみたい。家族の健康のために毎日欠かさず出していたみそ汁を、クリスマスにも変わらず出したんだと思います。まあ、それも我が家ならではの思い出。今年も元気にクリスマスを迎えられたのも、みそ汁のおかげ!ってことで、今年も張り切ってみそ汁を作ろうと思います。
みなさんには、特別なクリスマス料理をご紹介しますね。みそ汁もいいけど、やっぱりちょっぴり気取ったお料理で盛り上がりたいわよね。「クリスマスリースチキン」は、ソースをリースに見立てたとっても華やかな一皿。ビニール袋を使ったひと工夫で簡単にできちゃうので、おうちでクリスマスパーティをする人に是非作ってもらいたいレシピです。これは毎年クリスマスになると言ってることだけど、いっしょにごはんを食べる人がいないからって、家に閉じこもってちゃダメよ。街へ出かけてって、同じようにひとりでいる人を見つけて、早速誘っちゃうのがいいと思います。だって、クリスマスなんだから。きっと特別なことが起こるんじゃないかしら!

平野レミ