〜物流チームに訊いてみた〜
レミパン配送の舞台裏


和平フレイズ・物流チーム
スマホでポチっとするだけで、すぐに商品が届く便利な世の中。一見「機械が自動的に・・・」と思われがちですが、レミパンをお届けする舞台裏では、たくさんの人の手、人の想いが動いています。
同じ玉子焼きでも、人それぞれ味の好みがあるように、同じ商品でも、お届け方法のお好みは様々。remyでは、一人一人のご希望に寄り添えるよう、 ちょっとしたひと手間を惜しまず、日々配送を行なっています。
商品をより良くお届けする“ひと手間”とは?担当スタッフに訊きました。

システムチームに訊きました
ーふだんはどんなお仕事を?
星野レミパンのメーカー、和平フレイズ(燕三条)でシステム導入、保守管理の仕事をしています。「新しいこと」と「盤石であること」を同時に追求する、そんな仕事でしょうか。
伊藤物流については、配送指示のデータを細かく加工するのが仕事です。物流部に渡すデータの精度が、配送の品質につながってくるので。

ー具体的には?
今野remyのECサイトでは、お客さまの個別のご要望を数多く受け付けています。配送日時、注文変更、ギフト包装に関する細かな要望など、お客さまチームと連携しながら、ひとつひとつ対応していきます。
伊藤remyのお客さまに対する気遣いのレベルはとても高いんです。例えば、メッセージカードひとつとっても、最適な改行の位置やバランスなど、1枚1枚私が手作業で調整しています。
―億劫だな、と感じることは?
伊藤最初は、「こんなことやったことな~い!」と思いました(笑)。でも、お客さまの喜びの声もたくさん寄せられるので、それがやり甲斐に繋がっています。

星野従来型の物流では、膨大な物量をこなすために、何より作業効率が求められます。しかしD2C 物流では、少し違う尺度で物事を考えなければならない。付加価値の高い商品をどうお届けするか?お客さまに対する想いをどうすれば体現できるか?・・・と。

星野ひと手間をかけるか?というのはつまり、お客さまとどう向き合うか?という企業姿勢を考えることなんじゃないかと思います。
―深い言葉ですね。最後は浅い質問です。皆さんは、お料理でも“ひと手間” を?
一同笑
星野賞味期限の近い食材の効率的なローテーションでしょうか。ゴミを増やしたくないので。
今野コーヒーは、豆から挽いて飲むようにしています。それくらいの余裕はもちたいな、と。
伊藤カレーを作るとき、先にお肉を焼いて旨みを閉じ込めること!レミさんのサイトでこんなこと言うのは恥ずかしいですが!(笑)

レミパンは、燕三条の組み立て工場で、ひとつひとつ手作業で検品/組み立てが行われています。組み立てが終わると、車で数分のところにある、和平フレイズ・物流チームのもとに運ばれます。
物流チームに訊きました
ーふだんはどんなお仕事を?
坪谷物流倉庫では、数十名のスタッフが商品の発送業務を行っています。スタッフのみんなができるだけ働きやすい環境を整えるのが私の仕事です。
滝沢仕事の現場は倉庫です。パソコンの前より、現場に立っていることの方が多いですね。チームみんなの結束を高めるためにも、やはり現場に立たないと。

ー物流の仕事におけるチャレンジとは?
坪谷物量が多いのでいつもスピードとの闘いですが、その中でいかに、お客さま一人一人の顔をイメージできるか・・・。その昔、高齢のお婆さんから、配送について感謝のお手紙をもらったことがあるんです。物流品質の違いでお客さまの喜びが変わると痛感しました。
滝沢効率や生産性だけ求める物流の仕事もありますが、お客さまに直接商品を届けるD2C物流は、それだけでは足りません。現場スタッフも日々いろいろな試行錯誤をしてくれています。

―たとえば?
滝沢まず第一に、清潔さです。現場では、手が空いたスタッフがいつも作業台を拭いています。商品は清潔なトレーの上に乗せて運ぶのもremy ならでは。こうすることで、パッケージの底面にも汚れがつきにくくなります。

坪谷梱包は、商品の向きをピタッと揃えるのはもちろん、紙の緩衝材も、箱にピタッとハマるよう、ひとつひとつ手で折っています。

―緩衝材を、折る?
坪谷はい。ダンボールを開けたとき、緩衝材もキレイに整っていたら嬉しいじゃないですか。ですので、手作りの板をガイドに緩衝材を折って、商品の上にそっと被せているんです。
―ひと手間どころではないような・・・
滝沢ギフトラッピングも、梱包前に専用のハタキで目に見えないゴミをとったり、リボンの結び方にもこだわったり。

坪谷あと、基本的なことですが、配送伝票もキレイに真っ直ぐ貼ることを意識しています。少しでも斜めになっていると、自分だったら嫌なので(笑)

―ありがとうございます。皆さまのこだわり、よく分かりました。
滝沢梱包方法は随時見直していくので、また新しい方法が生まれたらお知らせします。
―最後に。お2人は、お料理でもひと手間を?
坪谷(笑)
料理とは少し違いますが、棚の奥にある、ふだん使わない食器を意識的に使うようにしています。料理の味も新鮮になる気がして。
料理とは少し違いますが、棚の奥にある、ふだん使わない食器を意識的に使うようにしています。料理の味も新鮮になる気がして。

滝沢包丁をしっかり研ぐこと。切れ味のいい包丁で下ごしらえをすると、味も変わると言いますし。料理も物流も、下準備が大切なんじゃないかな、と。

ーステキなお話、ありがとうございました!
レミパンは、ふるさと納税の返礼品としても人気で、年間出荷個数はなんと2万6千個。実は、新潟県燕市が誇る代表的な「ふるさとの商品」なんです。

笑顔もいっしょに
「レミパンを、作り手から直接お届けしたい」そんな想いから、和平フレイズは2025年2月、remy公式ECサイトのお客さまにも直接商品をお届けできる物流体制をつくりました。商品といっしょに笑顔もお届けできるよう、チームで力を合わせて取り組んでまいります。今後ともremy、そして和平フレイズを、どうぞよろしくお願いいたします。

星野 実(情報システム部/部長)
今野 喜平太(情報システム部/マネージャー)
伊藤 真央(サポート部)
坪谷 勝美(物流部/部長)
滝沢 繁行(物流部/マネージャー)
星野 海斗(物流部)
物流部パート社員4名