圧力トーク#3
鈴木:
それだけで、味が「それっぽく」成り立つ調味料の3角形。和食だったら「砂糖・しょうゆ・みりん」、中華だったら「鶏がらスープ・ごま油・にんにく、しょうが、ねぎ」とか。

Mrs.remy:
味のトライアングル!
鈴木:
そう!それを、5角形、6角形に広げていくんです。より濃厚にするために何がいるだろう?って発想で調味料を探しに行く方が、味を広げる近道だと思います。

明日香:
なるほど!その発想は、分かりやすいですね。濃厚にしたいから、味噌を入れてみようとか。初めての調味料を買い足す時も、意味を分かって買っておけば、ムダにならないし。1回使って終わり、みたいな。
鈴木:
レシピ本を見ていても、この著者の方はどこまで味を広げてるんだろう?って見る楽しみができますよ。
鈴木:
衣をつけたら、さぁ、揚げましょう。

明日香:
この大きさのお肉を生から揚げるとなると、油も時間も余計にかかるし、加減も難しそうだけど…
鈴木:
お肉にはもう火が通ってるから、ササッとでOKです!

Mrs.remy:
ひゃぁ!ほんとにフライドチキンができたわっ!
明日香:
早っ!!こんなあっという間に揚がっちゃうなんて、圧力鍋様々ですね。

鈴木:
でしょう?

明日香:
サイドメニューを作っても、チキンは買ってきちゃう人って多いから、ぜひ教えてあげたい!簡単に作れるよって。自分で作った方が、やっぱり安全だし、ヘルシーだし。

Mrs.remy:
鈴木さーん!サンマの方も、そろそろ開けていいですかー?

鈴木:
はーい。じゃあ、いきますよ~
Mrs.remy:
ぐわっ、いい香り~!
Mrs.remy:
この中にダイブしたい…!
明日香:
レミーちゃん、湯気でメガネがくもってる(笑)

鈴木:
仕上げに、トマトソースで煮詰めますよ~。ローズマリーやナスを加えて。
Mrs.remy:
あ、レミパン!

明日香:
使ってくださってるんですね、ありがとうございます。

鈴木:
重宝してますよ!ちょうどいい深さで、すごく使い勝手がいいから。それじゃあ、盛りつけましょう!
明日香:
わぁ、すごい!こんなの作れるお母さんって、お子さん達は絶対自慢に思ってるでしょうね。

鈴木:
ふふ、だとうれしいですけど。

明日香:
お母さんが毎日キッチンに立っている姿を見ているだけでも、将来的に、食に対する子どもの価値観は変わってくると思いますよ。

鈴木:
将来?

明日香:
大人になって1人暮らし始めた時とか、買ったもので済ませちゃう子が多いと思うんです。それもいいけど、「あれ、何か違うなー」って自分で気づける感覚は持っていてほしいじゃないですか。

鈴木:
うん、それ分かります。それに手料理って、一番満腹感を得られるんですよね。買ったものっていくら食べてもお腹がいっぱいにならないのよ、不思議と。

明日香:
我が家の圧力鍋も、もっと活用したくなりました!ね、レミーちゃん? …あれ、またどっか行っちゃった?

Mrs.remy:
おまたせ~!
鈴木:
あら!

Mrs.remy:
素敵なパーティー料理を教えてもらったから、クリスマスなおめかし、してみました!

鈴木:
クリスマスに、ぜひ、和田家でも作ってみてくださいね。

明日香:
はい!圧力鍋使うのが楽しみになりました。鈴木さん、今日はありがとうございました。

聞き手:和田明日香/Mrs.remy
編集協力:堀江りん
撮影:大江麻貴

最後までお読みくださり、ありがとうございます。この記事は、お子さまにも料理に興味をもっていただけるよう、できるだけ分かりやすい内容で編集を行っています。ご意見・ご感想がございましたらこちらよりご連絡いただけると、とてもうれしいです。

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