圧力鍋の魅力を語る「圧力トーク」

圧力鍋を日常的に使っている人は、4人に1人(メルマガ会員アンケートより)。時短調理に役立つ圧力鍋ですが、使いこなしている人は意外と少ないようです。そこでremyは、“圧力鍋料理研究家”として活躍している鈴木くみ子さんを直撃。和田明日香とMrs.remyが、圧力鍋の魅力を根掘り葉掘り聞いてきました。圧力鍋だからできる、意外な時短調理のやり方。ぜひご一読ください。

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フードコーディネーター/圧力鍋料理研究家仕事と家事の両立の中、忙しくてもちゃんとご飯を作る為、時短になる圧力鍋を多く活用。圧力鍋の魅力にとりつかれ、独自の二段調理法をはじめとした、「忙しくても、豪華な料理」を得意とする。その後、さらなる料理への関心とスタイリング基礎等を学ぶ為、食の学校L’ecole Vantan フードコーディネーターコースへ入学。卒業後は各講師人のアシスタント、ドラマ撮影、通販番組での調理アシスタントや、LIVEケータリング等、様々な現場で経験を積む。以後、現在はフリーのフードコーディネーターとして活動しメーカーへのレシピ提供、スタイリング、百貨店でのデモストレーション等行っている。
明日香:
今日は、よろしくお願いします!鈴木さんは普段、“圧力鍋料理研究家”として活動をされているということですが・・・

鈴木:
変わった肩書きでしょ?時短料理をかなえてくれる圧力鍋の魅力にとりつかれちゃって。
明日香:
それで、お仕事に?

鈴木:
はい。百貨店で圧力鍋のデモンストレーションをしたり、メーカーさんへレシピの提供をしたり、圧力鍋にまつわる色々な仕事をさせてもらっています。

明日香:
そうなんですね。私もふだん圧力鍋を使っていますが、お鍋の種類とか、調理の原理とか、実は、あまりよく分かっていなくて。ぜひ、色々聞かせてください!

鈴木:
こちらこそ!我が家の圧力鍋たちもスタンバイOKです!

明日香:
ありがとうございます(笑)実は私も、相棒のMrs.remyを連れてきたんですけど…、あれ?どこ行っちゃったんだ?

Mrs.remy:
ここよ~ここ、ここ!助けて~!
鈴木:
あらら!

明日香:
ちょっとレミーちゃん!遊ばないで!

Mrs.remy:
だって、圧力鍋がこんなに並んでるの、初めて見たんだもの。こんにちは、ミセス・レミーです。鈴木さん、今日はよろしくお願いします!
鈴木:
ふふ、よろしくお願いします。

明日香:
圧力鍋、3台もお持ちなんですね!
鈴木:
はい、毎日使うから…

明日香:
えっ、毎日使います??

鈴木:
だって、早いでしょう!
Mrs.remy:
早い??

鈴木:
調理時間がね。ふつうの煮物だったら、たいてい5分以内でできちゃうの。丸ごとのかぼちゃやじゃがいもだって、5~6分でほっこりしちゃうから、下ごしらえに便利だし。

Mrs.remy:
その下ごしらえは、レンジでチンするよりラクかしら?

鈴木:
ラップを巻いたり、それを外す時に「アチッ!」ってなったりするの、わずらわしいじゃない?(笑)

明日香:
それ、よくなる!

鈴木:
お肉や魚の下ごしらえにも、すごく便利!圧力鍋は、しくみや使い方さえ知っていれば、とっても「日常使い」しやすいアイテムなんですよ。
明日香:
しくみって、実はよく知らないんですが…

鈴木:
お鍋を火にかけると、やがて中の水分が蒸気に変わりますよね。圧力鍋は完全密閉されているので、蒸気は外に逃げられません。逃げ場のない蒸気に圧力がかかり、膨張していくので、鍋の中は100℃以上の高温・高圧状態に…

Mrs.remy:
アツアツ・パワフルになってるのね。
鈴木:
そうそう!その、アツアツ・パワフルな蒸気によって、食材がいっきに調理されていくんです。

明日香:
へぇ、強い力で蒸されているってことですかね?

鈴木:
それに近いです。だから、パサパサに乾燥するようなこともないし。

明日香:
逆に、汁々になっちゃうことが多いんですけど。煮物を作った時とか。

鈴木:
それは、火を止めてふたを開けるまでの蒸し時間の間に、鍋の中の温度が下がって、蒸気が水に戻って落ちてくるからですよ。あと、野菜から出てくる水分もあって、両方で水かさが増しちゃうんです。

明日香:
じゃあ、入れる水の量を、普通の鍋より減らした方がいいんですね。
鈴木:
普通のお鍋で作る時が400ccなら、200ccくらいに減らすといいですよ。200ccあれば、だいたい10分までは加圧できるので。

明日香:
圧力鍋についてきたレシピブックを見てたら、味付けが濃い目な気がしたんですけど、それも水分量が増えるせい?