レミさんは、お義母さん

レミさんは、お義母さん
私には、3人の子供がいます。4歳、2歳、そして6ヶ月の赤ちゃん。それから、旦那さん。この人たちのために、時間と戦いながら、献立に悩み、毎日せっせとごはんを作っています。 お弁当に朝ごはん、掃除洗濯の合間に晩ごはんの仕込み。台所は主婦の戦場です。
レミさんへの告白
結婚するまでにした料理の記憶といえば、家庭科の授業の調理実習と、お母さんに混ぜといてと言われていやいや混ぜた “何か”、それぐらいです。シジミとアサリ、キャべツとレタス、その違いもわからないような人間でした。恥ずかしい娘でごめんなさい、お母さん、お父さん...。よくお嫁にいけたもんです。しかもなんと、レミさんとこのお嫁さんに。これはどうにかして料理ができるようにならなきゃと、ものすごく焦りました。見よう見まねで料理を学び、シジミとアサリの違いがわかるようになった頃、レミさんにその話を打ち明けました。するとレミさんは、「あーっはっはっは!おっもしろいねあーちゃん!」と、それはそれは豪快に、笑い飛ばしてくれました。
レミさんへの告白
それ以降、レミさんのおうちにごはんを食べにいく度に、いつもちょっとした料理のコツを教わるようになりました。どっさり、べっちゃり、ガッコーン!レミさんの説明は、だいたいこんな感じです。手探りならぬ、舌探りで、なんとかその味を再現しようと奮闘するうちに、気付いたら、おかずの持ち札がどんどん増えていました。料理の効率も良くなり、素材選びのコツや、栄養バランスなど、料理全般の基礎知識まで身についていました。食育インストラクターの資格取得がスムースにいっているのも、不思議ではありません。
レミさんの教えを、みんなにも
レミさんの教えを、みんなにも
主婦になって5年目。私もようやく、じょうずな力の抜き方がわかってきました。同時に、絶対に手を抜いちゃいけないことも見えてきました。そして、時に難解なレミさん語も理解できるようになりました。この場を通じて、テレビや雑誌ではあまり聞く事ができないレミさんの教えを、おいしいとこどりで、みなさんにシェアしていきたいと思います。私自身がそうだったように、より多くの人に、お料理の楽しさや魅力に気づいていただけたら嬉しいです。

お料理の楽しさといえば、先日レミさんがNHKで紹介したブロッコリーのレシピ。楽しさのあまり、作り方があまり伝わっていないと思うので、レシピページよりチェックしてみてください。

Photo : Michiko Yamamoto