眉間のシワに効く、3つの言葉

眉間のシワに効く、3つの言葉
新年度が始まって、1ヶ月。環境が変わって慌ただしい毎日を送っている方も多いのではないでしょうか。わたしはいつもレミさんの近くにいるので、慌ただしいのには慣れています。でも、この4月は特にドタバタでした。
余裕のない毎日
3人の子ども達がみんな保育園に入園したのですが、保育園がバラバラ。保育時間がバラバラ。送り迎えがバラバラ。それに加えて、レミさんといっしょにお仕事をする機会も増え、スケジュール管理や気持ちの切り替えで、思考回路は、ショート寸前。

それでも、あれこれ悩んでいる暇はありません。時間を見つけて、家事に仕事に、とにかくやるべきことをやる。子どもたちを寝かせて、残った家事をやっつけたら、もうヘトヘトで、大好きなビールで息抜きもできずに1日がパタッと終了。それが、わたしの4月でした。
余裕のない毎日
お母さんに余裕がないと、子ども達との関係も、なんだかギスギスしてしまいます。お手伝いの申し出を断ってしまったり、かわいいイタズラにさえ、本気で腹を立ててしまったり、「ママー!」と呼ばれるだけで、「もうほっといて!」と思ってしまったり。そんなときは、夜な夜な反省しながら、これまでの人生で出合った、いくつかの言葉を思い出します。
助産師さんの言葉
ひとつは、出産の「ひっひっふ〜〜〜」の最中、助産師さんに言われた、「力を抜くことは、力を入れるよりも、難しいことですよ」という言葉。これって、出産に限らず、日々の生活にも当てはまるんです。余裕がない時ほど力を抜くのが難しく、無意識のうちに肩に力が入っていたり、眉間にシワがよっていたりするもの。そんなときは、この言葉を思い出して、「ひっひっふ〜」と深呼吸。3回の出産を経た「ひっひっふ〜」は、それなりにコツを得ているようで、頭と心のリセットにうまく効きます。
助産師さんの言葉
教官のひとこと
もうひとつは、運転免許の教習中、助手席の教官にボソっと言われた、「運転が上手なひとは、ブレーキを使うより、アクセルをうまく緩めるものです」という言葉。これがなんだか心にひっかかっているのです。ぶつかる直前でストップするんじゃなくて、周りをよく見て、ぶつからないような速度で走る余裕が大切なんですよね。全力で走り抜かなくちゃいけないときにこそ、思い出す言葉です。
レミさんのやり方
最後のひとつは、レミさんの言葉、というか、エピソード。レミさんの息子たちが小さいころ、「ごはんにカルピスを入れて!」とリクエストしたそうです。するとレミさんはそれを無視せず、「おもしろいかも!?」と思って、カルピスでドレッシングを作ってみました。それがびっくりするほど美味しくて、後に、レシピ本でも紹介するほどに。
レミさんのやり方
子どもの無茶な要求を拒まず、実際に試してみる好奇心や、子どもの目線に合わせてあげるあたたかさが、とってもレミさんらしくて、大好きなエピソードです。美味しくてビックリするレミさんを見て、幼い兄弟はさぞかし得意だったことでしょう。きっとそのドレッシングで、野菜もいっぱい食べてくれたはず。
ハッピーの循環
そういえば、我が家の子ども達も、いっしょに料理を作ったときは「これはさっきお手伝いしたやつだ!」と、苦手なおかずでも嬉しそうに食べてくれます。時間も片付けも増えるから、と、子ども達の「お手伝いする!」から逃げていたら、笑顔や好奇心も奪っちゃうのかもしれません。
ハッピーの循環
親が余裕をもっていると、子ども達も楽しく過ごせるし、子ども達が楽しそうなら、親の小さな心配事は消えていくもの。そんなハッピーな循環を生むのに、料理はとてもいいキッカケになるようです。
さあて、今夜はなにを作ろう。子ども達の小さな手を思い出しながら、いっしょに作れるごはんを考えようと思います。