野菜コーティングで、家族を守る

野菜コーティングで、家族を守る
レミさんはよく、家族みんなを集めて、おいしいお肉を焼いてくれます。ただし、なかなか食卓にでてきません。まず出てくるのは野菜、次に野菜、そして野菜、またまた野菜・・・。いい加減おなかがふくれてきたころ、ようやくお肉がお目見えします。
野菜コーティング論は本当か
単純に、野菜でおなかをふくらませるという作戦でもあるのですが、レミさんいわく、野菜で胃の壁をコーティングして、肉の脂がなるべくカラダに吸収されないようにしているんだとか・・・。「おかあさんもういい、わかったからお肉出して」ステーキ目当てに集まった家族からブーイングが出ることもありますが、レミさんは負けません。野菜のコーティングは、絶対的ポリシーなのです。この“コーティング論”の真偽は、今までナゾでした。でも調べてみたところ、どうやら、科学的に証明できるようです。
野菜コーティング論は本当か
脂肪を貯めない順番がある
おなかがすいた状態でいきなりお肉やお米を食べると、血糖値が急激にあがります。すると、カラダはびっくりして急いでインスリンという成分を分泌します。そしてこのインスリンが、 急に上がった血糖を脂肪に変えてしまうというのです。でも、先に野菜を食べておくと、血糖値はゆるやかにあがり、インスリンの分泌も抑えられます。時間をかけて噛めば効果倍増。というわけで、野菜を先に食べた方が体に脂肪を貯めにくい。つまり、“野菜コーティング論”は、本当でした!レミさん疑ってごめんなさい。ちゃんと野菜から食べます。
出典: キューピー「時間栄養学」
脂肪を貯めない順番がある
「みんなが大好きなお肉を食べさせたい。でも、その3倍野菜を食べなくちゃダメ。」レミさんは口癖のように言います。ずっと笑顔で長生きしてほしいという、家族への愛でできたこのルール。シンプルですが、私にとって日々の料理の大きな原動力になっています。